カメラでホタルをキレイに撮影する方法とは？｜いなべ市からも近い顎関節矯正院

こんにちは。
桑名ネオポリス整骨院院長の小滝です。
６月もそろそろ中旬になってきましたが、
この地域でもようやく、夜になるとホタルが舞うようになってきました。

患者様からも院内に飾ってあるホタルの写真を見て、

「どうやってホタルを撮ったの？」など、

よく聞かれます。＾＾

そこで、今回はホタルをキレイに撮影する方法を
シェアしたいと思います。

実は私、大学時代にカメラ店でアルバイトをしていたことがあり、
多少ではありますがカメラの知識があります。＾＾
私に今ある知識をフルに出して、
カメラの初心者目線でアドバイスしていきますね。

 

ホタルは光を嫌います

まずはホタルの習性を知っておく必要があります。
ホタルはキレイな水質の小川や用水路などにしか棲息しません。
また、ホタルは極度に人工的な光を嫌います。
自動車のヘッドライト、懐中電灯、スマホ画面の明かり、
カメラのストロボ（フラッシュ）はホタル観賞や撮影では厳禁です。
詳しくはこちらをご覧ください。

そうなると、ストロボ撮影ができず、ホタルを撮影しようとしても、
真っ暗に写るだけで終わってしまいます。
ではどうやって撮影すれば良いのでしょうか？
その為には必要なものがいくつかあります。

 

 

ホタルの撮影に適したカメラ及び必要なもの

ホタルの写真撮影の時はデジコン（デジタルコンパクトカメラ）では、
レンズが小さく暗すぎる上に、シャッターを開放させるバルブ撮影ができる機種が
ほとんど無いので、ホタルの撮影ほぼ不可能だと考えてください。
スマホではなおさらのことです。
あと、ストロボ（フラッシュ）やスマホの光をホタルは嫌います。
ホタルをキレイに撮影するには一眼レフカメラ（ミラーレスでも可）が必要です。

昨年、苦し紛れにデジタルコンパクトカメラで、
機能をフル活用して撮影しましたが、こんな感じでした。＾＾；

実際に撮影した写真はもっと暗い感じで、
ホタルが飛んでいる光の線すらほとんど見えませんでした。
三脚はもちろん使用しています。
画像編集ソフトで明るくしてようやく上の写真のようにホタルの光が出てくるぐらいでした。

そこで、今年はもっとキレイにホタルなどを撮影したいと考え、
一眼レフ（ミラーレス）を購入しました。

 

写真はキャノンＥＯＳＭ２で中古で見つけたものです。
レンズは２つ（２２ｍｍの単焦点と１８～５５ｍｍのズームレンズ）付いていました。
このカメラであれば後に明るいレンズを購入すれば、
ホタル撮影もできます。

また、マニュアルモードでの撮影ができるので、
シャッター速度、絞り（Ｆ）、感度（ＩＳＯ）の設定が自由にできます。
ホタル撮影時にはフラッシュ（ストロボ）をＯＦＦにして、
マニュアル（Ｍ）モードにしてシャッターを開放（バルブ撮影）をしますので、
土台がしっかりした三脚は必需品です。

三脚選びとしては、カメラよりも重量があって脚がしっかりしていて、
水平器が付いて、アタッチメントが外しやすい物が良いですね。
カバンに入るような安くてコンパクトになる軽量な三脚では、
バランスが崩れやすく、風が吹いただけで三脚が倒れやすくなり、
カメラを壊すリスクが出てきます。
三脚選びも慎重に。＾＾

 

 

ホタル撮影に適したレンズとは？

一眼レフカメラをお持ちの方は、広角から標準の単焦点レンズ（２２～５０ｍｍ）で、
絞り（Ｆ）値が２あたりのを使用するとキレイに撮影できます。

今回追加でホタル撮影用に購入した単焦点レンズ（５０ｍｍ　Ｆ１．８）です。
ホタル撮影だけではなく、絞り値が小さいので、
背景をぼかす花などの撮影にも向いていそうです。＾＾

マニュアル（Ｍ）モードでシャッター開放時間、絞り（Ｆ）、感度（ＩＳＯ）を
調整しながら撮影すると良いと思います。
ホタルを上手く撮影する方法はこちらを参考にしてみてください。
余談ですが、明るい時間から場所を確保して、撮影ポイントを決めて、
カメラのレンズのピントなどを設定しておくと暗くなってから楽ですよ。＾＾
あと、バルブ撮影をするとバッテリーの消耗が早くなりますので、
予備のバッテリーを持参しておくと良いです。

こちらはシャッター開放時間２分・絞りＦ２・ＩＳＯ２００で撮影しました。
パソコン画面で見るとちょうど良い感じですが、
写真用紙に印刷してみたらとても暗い感じでした。＾＾；

 

こちらはシャッター開放時間１分３０秒・Ｆ２・ＩＳＯ４００で撮影したものです。
ホタルの光の線がくっきり写っている反面、
周りの景色は夕方のような明るい感じになってしまいました。＾＾；
写真用紙に印刷したところ、ちょうど良い感じでした。＾＾
マニュアルモードの撮影は経験を積むしかありませんね。

あと、注意点として感度を上げすぎますと、
ノイズが入り易くなり画像が荒れますのでご注意ください。
できる限りＩＳＯ値は低いに越したことありません。
ＩＳＯ８００～１０００ぐらいまでにとどめておくと良いと思います。

もし、ご自宅に一眼レフカメラがありましたら、
是非、ホタル撮影にチャレンジしてみてください。＾＾